こんにちは!ソライロラッパムシです。今回は、生物室で高3の予備実験として行われたウニの発生実験を紹介します。今回は、ムラサキウニを使用しました。
①精子・卵を取り出す
ウニの口からアリストテレスの提灯を取り出し、塩化カリウムを垂らすと、ウニの肛門側から卵または精子が出てきました。写真のウニはメスだったので、フラスコの底に黄色の卵が見えます。
②未受精卵の観察
先ほど取り出した未受精卵を顕微鏡で見てみました。とても小さく、0.1mmほどですが、肉眼でも粒として見ることができます。この下で紹介する受精卵との差を見比べてみてください。
③受精卵
卵が入っているフラスコに精子を耳かき一杯ほど加えると、受精卵がつくられます。顕微鏡を覗いてみると、写真のように卵の周りに精子がたくさん集まってきたのがわかります。そして、卵の周りに膜(受精膜)がつくられます。
④2細胞期
受精してから1時間半後、細胞が2つに分かれて2細胞期になりました。
⑤4細胞期
この後、なかなか次の段階である4細胞期にはなりませんでした。諦めかけていたその時、やっと細胞の一つが4細胞期になっていることを観察できました!
時間の都合で見ることはできませんでしたが、この後、細胞は8細胞期、16細胞期などと続きプルテウス幼生になり、最終的には成体となります。では、今回はここまで!次回もお楽しみに!